隣に住んでる中学生の女の子から1,000円貸して欲しいと言われ・・・【涙腺崩壊】

とりあえず外して、彼女の腕に巻いてみて。一番細いとこまで絞って、やっとくらいで。

左腕に俺のだった時計。やっぱりアンバランスな程大きくて。でも嬉しそうで。

「いいの?」「うん。」「中古だよ?」「お兄ちゃん、いつもしてたから。」

あんまり答えになってなかったけど、とりあえず喜んでるから、よし。そう思う事にした。

彼女は移動と、たくさん話したのと、歩いたのと、太陽の下に長くいたせいか、ちょっと疲れてて。

電車に乗り換えてからは、熟睡。初めて見る寝顔。やたら安楽そうで、嬉しかった。

夏休み前の実習終えると、暫く休み。貴重なバイトの時間。

ずっと使って貰ってた、建材屋さんでのバイト。リフト乗ったり、トラックの助手席乗ったり。

馬力があるからと、荷下ろし要員として結構待遇が良くて。居心地も良くて。

時間あれば八時半入り五時半上がり。働いてる実感があったし、昼弁当が出るのも、嬉しかった。

大量の運搬終わってやれやれって感じで事務所帰ってきた時、事務長さんがメモくれて。

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