「…あは。信じましたからね。」「うん。」「約束ですよ。」「うん。」立て続けに、頷いて
俺なんかでも、支えみたいなものになってるっぽい。そんな事を思うと、責任感じだして。
ちょっと重みを感じはしたけど、それも全部ひっくるめて彼女なんだと思った。
その日、彼女は定時で帰った。帰る前に「また泊めてください。」シャツ引きながら言われて。
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返答に困ったけど、やっぱりダメとは言えなくて。「いいよ。」って言ってしまって。
「あは。やっぱり、お父さんみたいだったです。」そんな事言って。お互い照れた。
七月の末。彼女とお婆さんの引っ越しを手伝った。
福祉科の担当さんの勧めで市営住宅への入居希望を出してみたら、
生活保護世帯で高齢者と義務教育中の児童の家庭は優先順位が高くて。すぐ決まった。
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