でも腕の中にいる彼女の肌がだんだん熱を帯びていくのが解って。つい手で頬に触れて。
白い肌がどんどん染まって、あっと言う間に耳まで真っ赤。お婆さんが「茹だる」と言う状態。
いつもは恥ずかしがって顔隠す彼女だけど、その時はそれもせず。俺の行動を待っていて。
俺は俺で、高三の秋に前カノと別れて以来。久々過ぎての緊張。落ち着いてるフリだけはして。
軽く額に額くっつけたら、彼女は自然と目伏せて。少し力入ってる体、何度かさすって。
出来るだけやさしく、触れるだけのキス。そのまま動かずに。ほんの数秒。それだけ。
彼女は大きく息吐いて「…あは。」笑み浮かべて、胸に額くっつけて。多分、赤い顔隠して。
よしよし。そんな感じで背中撫でてる時にはもう、ただ単に甘えてる時の彼女相手の感覚で。
しばらくそのまま。あんまり長いんで、ちょっとくすぐったらビクッとなって。
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