結局言わされたというか。誘導されたというか。またか、って感じではあったけど、
重い話の後だったから、それがなんとなく和らいで、助かった。
「何か飲む?」殆ど一時間話詰めの彼女気遣って言ったら、頷いて。
駅帰る道で自販機探して。駅前でやっと見つけて。小銭入れて、彼女がお茶のボタン押して。
「半分ください。」って俺に渡して。何気なく半分飲んで、返して。
彼女、くーっと全部飲み干してから「あは。関節キス。」とか言い出して。自分で照れて。
「ごめん。」つい言って。「大丈夫です。」顔ほてらせて。はにかんで。何故か肩叩かれて。
「大丈夫ですから。」念押されて。うつむいて顔上げなくなって。思わず、撫でた。
帰りの汽車に乗って。やたらくっついてくる彼女がいて。周囲に目が気になって。
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