結局バイト三昧。おかんも婆ちゃんも、親父に聞いて事情を知ってたので、
帰らないと伝えても特にコメントは無く。何か送っとくから、と言うだけだった。
餅とか種々の食材とか実家では冬一番の御馳走な鴨とか、多量に送られてきて。
お裾分けしろと言う事だろうなと理解して、彼女に「鍋やろ」って言って。
二人で土鍋とコンロ買いに行ったホームセンターで、クラスの女の子と出くわして。
「あー、いらっしゃいませ。」「バイト?」「うん。詳しい事は明日聞くから。」
非常に面倒な事になったと思いながら、買い物済ませて帰って。彼女とお婆さんと鍋やって。
暑いくらいに体の温まる鴨、彼女もお婆さんも驚いたみたいで、喜んでくれて。嬉しくて。
残った汁保存する為にさましてたら、パーカー着た彼女が横に来て、足入れて座って。
何か妙に近くて。彼女の髪の匂いで鼻くすぐられるのを、その時初めて意識したと思う。
続きは次のページからご覧ください!!
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121