そんな風に重く考えてる事を知って。婆ちゃんは歓迎ムードだから心配ないと言っても、
「ちゃんとしてないとだもん。」考えすぎだとは思ったけど、俺まで少し不安になった。
家帰り着いて親父とおかんに帰ってきた連れて来たと報告してすぐ、初対面の婆ちゃんに紹介。
婆ちゃんに何やかや聞かれてその間中、きちんと正座。背筋伸びすぎ。受け答え、丁寧すぎ。
だんだん笑えてきて、時々視線で牽制されて。お婆さんと二人、笑い噛み殺すのに苦労した。
おかんが気付いて「今日はよそ行きなの?」って茶化してくれてやっと少し緊張解けて。
婆ちゃんの「うちの孫、よろしくお願いしますね。」って言葉に元気に「はい。」言って。
部屋に荷物置きに行った時に「…よかったぁ。」胸の前で、静かに小さく両手でガッツポーズ。
声弾ませて「これで家族全員公認のカノジョですよね。」その表現には、何か妙に照れた。
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