真冬の山道で怪しい女に助けを求められたので渋々助けてあげた結果・・・

二人して笑いあった。こういう風に女性と笑い合うのは久しぶりで嫁の笑い顔はいいなぁと思った。

しばらく笑ったあと嫁がいう

嫁「父が・・ああいう人ですけど本当は涙もろくて情の厚い人なんです。」
嫁「誤解してなぐったこと反省してるんですが意地っ張りで私と母が謝罪しろって言っても全然駄目で」
嫁「俺さんにお詫び送ったときに封筒にお金入れたのも父なんです。」

俺「もういいよ、ホントに終わったことだし。なぐられた怪我も大事に至らなかったし気にしないで」
といいつつも金包むより手紙一通でも謝罪するほうがいいのにとも思った。

なんとなく嫁の親父は情が厚くて単細胞なんだと思えば今までの嫌な気分も無くなって行く気がした。
俺「親父さんには気にしてないですって伝えておいて」
嫁「あ!もし気にしてるとか伝えれば器の小さい男だな、とか悪態つくと思います・・・・」

やはり嫁親父とは分かり合えないと確信した。
外の天気はますます荒れて風がドンドン強くなる、テントを風が叩いて結構テントが左右に揺れる。
そろそろお開きにするかという時間になったので嫁にそろそろ休みますか?と伝えた

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