真冬の山道で怪しい女に助けを求められたので渋々助けてあげた結果・・・

新入社員のO君だった。我が社期待の新人君で社員にも現場の人達にも受けがいい
学生時代は野球部で長身で鍛えられたスッとした爽やか君で出入り業者の受付さんにも人気らしい
ちなみにトミさんは密かにO君と姪はいいカップルになるんじゃない?と以前言ってた。
確かに二人が付き合えばお似合いかもしれないなど考えつつ

俺「おう、O君か、君もカメラやるの?」
O君「いえ、僕はやらないんですけど今日は従兄弟の付き添いなんですよ」
俺「へぇ~従兄弟さんカメラ趣味なんだ」
O君「結構、本格的にやるらしいですよ」
俺「へぇ~そうなんだ」
O君「俺さんもカメラ趣味ですもんね。気が合うかもしれませんよ。」
O君「従兄弟から見ても結構美人ですから紹介しましょうか?」
俺「いやいいよw」
O君「そうですか?従兄弟フリーですから興味あればいつでもどうぞw。俺さん硬派ですもんね」

俺・・・・お前も女の一面を垣間見たらそんな事言えなくなるぞと思いつつ愛想笑いでその場をごまかした。
O君「それじゃあ、そろそろ俺行きますね。」
俺「おう」

結局、買いたいバッグはないのでカメラだけ購入して帰宅した。
それから色んな場所で撮影したけど写真投稿サイトへはアップせずデータだけが溜まっていった。
単に忙しくて編集する時間なかっただけなのだが、久々にログインしてみた。
投稿した過去の作品へいくつか新規コメントがついてたけど特に気もせずお礼だけ書き込んでログアウトした。

こうして秋は過ぎて冬がきた。
嫁と初めて会ってから2年が経過していた。

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