トルーパー
ジェシーさんは子猫に、「トルーパー」と名付けます。
そして抗生物質の軟膏を塗るなど、懸命に看護しました。
トルーパーは手当てに感謝するように、ジェシーさんの鼻にキスをしたそうです。
「彼はとても強く、食べることも大好きです。好奇心も強くそこら辺を探検して歩いています。」
と、ジェシーさんは言います。
怪我の状態が落ち着き、トルーパーは頭皮の縫合手術を受けました。
首の皮膚を頭皮に移植したものの、適合しません。
しかし、そのまま傷は再生したのです。
トルーパーの現在
そのためまぶたの皮膚が引っ張られ、瞬きができなくなりました。
眼球を隠す舜膜がいつも目を覆った状態で乾燥してしまいます。
その突っ張りを緩ませる手術は成功。
これだけの治療は、かなりの費用が掛かります。
それでもジェシーさんはトルーパーを受け入れ、ケアしたのです。
怪我のために耳を失い、頭皮に毛の無い部分があるトルーパーですが、
それを個性と受け入れてくれるジェシーさんや既にジェシーさんの家で暮らしていた、
6匹の犬と1匹の妹猫と仲良く暮らしているそうです。
行き場の無い動物たちに愛情を注ぐジェシーさんに出会わなければ、
トルーパーはこの世にはいない猫だったのかもしれません。
「生きたい」という気持ちが、ジェシーさんに届いたのでしょう。
優しいジェシーさんの元で、暮らせるこの子達はみんな幸せですね。
トルーパーの元気な様子はFacebookでご覧ください!
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