生死の境を彷徨っていた1匹のウッドチャック→新たな人生を障害と共に生きる姿に胸が熱くなる…!

懸命な看病

モリーさんに保護されたココは、まず彼女によって水分補給と体温の安定を手助けしてもらいました。

そして続いてはケガの治療ですが、それはかなりの痛みを伴うものだったはずだとされていました。

しかし、ココはその痛みに耐えて懸命に治療を受けました。

ココは保護されたとき、ひどく痩せこけていました。

元々ウッドチャックはずんぐりとした体型が特徴の動物です。

このままではケガも良くなりません。

そんなココの体重を増やして体力を戻すため、何週間もモリーさんはココに付きっきりで看病をしました。

彼女は毎晩2回夜中に起きて、ココの様子を見に行っていたのです。

最終的に、モリーさんのベッドのそばでココを寝かせることにしました。

これならモリーさんも、ココの様子が少しでも変わればすぐに対応できるので安心することができました。

障害

そんなココ、とうとうモリーさんに甘えるようになったのです。

ココは彼女と一緒に寝たがるようになりました。

そんなココのお願いをモリーさんは快く受け入れ、一緒のベッドで寝るようになりました。

保護された野生動物は最終的には自然に返すためにリハビリを進めていきます。

もちろん彼女によく懐いているココも、自然に返ることが目標でした。

ココの目はいつも半開きで、たまに目を全く開けていない時があることにモリーさんは気が付きました。

歩き始めても、同じところに円を描くように回って戻ってきます。

モリーさんは嫌な予感がして、ココを連れて獣医師の元へ行きました。

彼女の嫌な予感は的中してしまいました。

ココは盲目だったのです。

クルクルと回っていたのは、ココなりに自分の位置を把握するための手段だったようです。

ココのお仕事

今では盲目なことを忘れるほど、なんの支障もなく家の中を移動できるようになりました。

盲目になってしまった以上、ココは自然には返せません。

ココはモリーさんの元で一生過ごすことになりました。

ココはモリーさんと一緒に生活するになってから、大事な仕事を任されました。

それは人々に、野生動物にして良いことや悪いことを教える教育目的の動物としての仕事でした。

ウッドチャックにしては優しい性格のココにはぴったりの仕事です。

そして、ココのように保護されてモリーさんのお家にやってくる動物たちともココは仲良くしています。

ココの好物は白いクッキーのオレオ。

オレオに似ているお菓子をあげても、ココは喜びません。

本物のオレオでないと吐き出してしまうほどのオレオ好きです。

瀕死の状態で見つかったココですが、今ではウッドチャック本来のずんぐりとした体型に戻りました。

野生に戻ることはできませんが、これからもモリーさんとともに幸せに暮らしていくことでしょう。

出典:Instagram/The Dodo

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