問題だらけのフロド
保護された犬は「フロド」と名付けられました。
フロドの体は皮膚病だけではなく、ノミやダニだらけだったそうです。
写真で見てもわかるように、あばら骨がはっきりと見えていて彼は餓死寸前だったそうです。
右目は感染症のため手遅れの状態で、摘出するしかない状態でした。
しかし、幸いにも左目は治る可能性があったのです。
あまりにも酷いフロドの状態にクラウディアさんや獣医師から見て、
生き延びられるかどうかは微妙なところでした。
小さな体にたくさんの問題を抱えてしまったフロドですが、
人の優しさに触れて生きる希望が持てたようです。
こんなにも愛らしく・・・
フロドは日がたつにつれ、体力が付いて元気になって行きました。
そして皮膚病もだんだんと良くなり、新しい被毛が生えてきたのです。
「彼の変化には驚きました。私たちはこんなにフロドが美しく、可愛い犬だったとは夢にも思いませんでした。」
クラウディアさんはこのように語っています。
健康になり、本来の明るい性格を取り戻せたフロドは、新しい家族とも出会えました。
無くした右目が、まるでウインクしているようですね。
不運をもチャームポイントにしてしまったフロドの表情は、幸せそのものに見えます。
さ迷っている時に出会った通行人やクラウディアさん、
獣医師や新しい飼い主さんなどからのたくさんの愛情で1つの命が助かりました。
怒りの形相をしたフロドでしたが、これからは幸せ一杯な天使の顔で過ごして欲しいですね。
【関連記事】
*深い井戸に落ちて絶望したような表情を浮かべる犬にレスキュー隊員が近寄ると・・・
*2匹の犬を飼っていた飼い主の「自分の犬は1匹だけ」という主張に批判殺到!SNSで公開されたシニア犬の悲しげな表情に胸が締め付けられる・・・
*2回も人間に捨てられてしまった犬の悲しい表情がその人生の悲惨さを物語ります・・・
*犬舎の隅で世界の終わりのような表情でうなだれるシニア犬と過ごす時間が写真家に教えた事とは?
*「子犬工場」から助け出されたチワワの抱きしめられている時の表情の変化に涙がこみ上げる・・・