パンを鷲掴み
Twitterユーザーのおかもと(@okmtsn 115)さんが投稿した、あるパン屋さんでの話です。
そのパン屋さんで見かけた子どもとその親を巡るツイートでした。
最近親が子供のした事を「子供のしたことだから」という話をちょくちょく見かけるんですが、あれもなんていうかクレーマーの「お客様は神様だろ!」と同じレベルのやつですよね…自分でいっちゃあかんやつ…
— おかもと (@okmtsn115) June 30, 2017
でもね!!ずっと前に私すごく素敵な家族みかけまして、パン屋さんでパン買ってたら、小さい子供3人つれたお父さんとお母さんが入ってきてパンみてたんだけど、一番小さい子供(2~3歳くらい)がトレイに並べておいてるパンをわしづかみしちゃって、近くにいたお客さんも店員さんも「あっ」って→
— おかもと (@okmtsn115) June 30, 2017
まだ、2,3歳では『買う』ということがわかっていないのでしょうね。
でも、仕方がないでは済まされません。
そしたら気付いたお母さんが子供に「なんて事してるの!!!」って怒って「店員さんが一生懸命作ってくれたパンなんだよ!!」って怒鳴ったんだけどめっちゃ迫力あったから内容より怖さが勝った3歳くらいの男の子尻餅ついて泣き出しちゃって、慌ててお父さんが少し離れたところに連れて行ったんです→
— おかもと (@okmtsn115) June 30, 2017
で、お母さんはその子が鷲づかみにしたパンと、その周りにあったパンを全部トレイにのせて「全部買います!!申し訳ありません」って謝って店員さんもまさに「あの、小さい子がした事ですので買取していただかなくてもこちらで処分しますし」って言ったけどお母さんは「うちの子がした事です」と→
— おかもと (@okmtsn115) June 30, 2017
こういう場合、お母さんが子どもを怒って店員さんに謝って終わりということが多いのではないでしょうか。
なかなか、「全部買います」という言葉は出て来ないでしょう。
被害はなるべく少なくしたいという防衛本脳が働きますからね。
このお母さんは偉かったですね。
素敵な家族
偉かったのはお母さんだけではありませんでした。
その子の兄弟も良い子たちだったようです。
他の子供2人は「あいつバカだなあ」っていいながら店員さんに一緒に謝ってて、それだけで近くでパン選んでた私は真面目でいい人だ…って思って眺めてたんだけど、後ろでお父さんがずっとそのパンつかんだ子に静かに「どうして怒られたかわかる?」って優しく聞いてたんですよ→
— おかもと (@okmtsn115) June 30, 2017
弟のためにお店の人に謝るなんてなかなかできることではありません。
そして、最後の決まり手がお父さんの「行って来い」の一言。
で、お母さんが謝りながら買い取ったパンをもってお父さんの方にきたら、お父さんがその子供の背中ポンってして「行ってこい」っていったらその子トテトテトテって走ってきて店員さんに「パンさわってごめんなさい!!」って謝ったのでもう私と店員さんとその場にいた他の年配の奥様方号泣したよね。
— おかもと (@okmtsn115) June 30, 2017
子どもを叱り、責任を取ることで子どもに「やってしまったことの重大さ」を教えたお母さんも素敵でした。
また子どもを静かに諭し、何がいけなかったのかを教えてお店の人まで謝りに行かせたお父さんも、
弟の過ちを謝りに行った兄弟たちも素敵でしたね。
こういうご家族のお子さんなら将来もまっすぐに伸びた青年になるのでしょう。
ツイートを投稿したおかもとさんは最後にこう締めくくっています。
今思い出しても普通に泣く、なんか見ててはわわわわわわーーーって泣いた
そんでいい親子だったな…って、世の中捨てたモンじゃないなって思った…もう3~4年前の話— おかもと (@okmtsn115) June 30, 2017
子どものしたことだからこそ、親がきちんと道を示さなければいけないのですね。
育児に対する親のあり方を改めて教えてくれるエピソードでした。
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出典:Twitter