体が壁と一体化し、自らのおしっこの上に座って怯え続けるラブラドール犬→Facebookの力で運命は大きく変わった…!

壁と一体化

動物を保護する団体のFacebookに、その犬の姿とタミーさんのコメントが掲載されました。

「シェルターに置き去りにされた犬たちは常にこのような状況にいます。

この子は昨日の朝、きっと元気にソファか温かいベッドから飛び起きて、

餌を与えられるのを待ちながら、公園に行くのかな、

それとも獣医に連れてかれちゃうのかな、なんて思いながら車に乗ったはずです。

その代わりに彼はここに連れてこられました。

275匹の犬が出して!と吠えたて、

ドアが大きな音を立てて閉められ、死の臭いのするこの場所に。」

尿の地面

そしてよく見ると、濡れている床の上に自ら座っているように見えます。

この状況については次のように語られています。

「ここに来た動物たちは、二度と育った家に戻ることはありません。

しかし、この子はそんな自分の運命を知るわけがありません。

ここに連れてきてと頼んだ覚えはないという事です。

無責任な飼い主の元に生まれたいと思ったこともないでしょう。

今この子は、自分のおしっこの上に座り込み、恐怖で震えているのです。

動くのを恐れ、視線を合わせるのを怖がり、

壁に溶け込んでいなくなってしまえるのではないかと思っているのかもしれません。

そうすれば、誰に知られることなく自分の悲しい運命から逃れられるかもしれないのですから。

これが、無責任な飼い主と、シェルターという残酷なシステムの現実です。

私が伝えたいのは、シェルターの実態でも動物たちの救出劇でもありません。

無責任な飼い主が問題だという事を伝えたいのです。」

タミーさんの投稿は10万回以上もシェアされ、様々な人の目に留まりました。

そしてなんと何百人もの人々が、

『ジューンキャッシュ』と名付けられたこの黒いラブラドールを引き取ると申し出てくれたのです!

その後このラブラドール犬は無事にシェルターから救出され、

大切にしてくれる動物愛好家の飼い主の元で暮らすことが決まりました。

ジューンキャッシュはシェルターで怖い思いをしたのか、はじめは人間不信に陥っていたそうです。

ですが、温かい人々のおかげで徐々に人間に心を開いてきているとのことでした。

殺処分の現状

今回のラブラドール犬は運よく引き取り手が見つかりましたが、

シェルターに持ち込まれた動物のほとんどが、残酷な殺処分の運命に抗うことが出来ずに命を落としています。

日本では1匹を殺処分するのに、私たちの税金が1万円使われているという事実をご存知ですか?

無責任で自分勝手な飼い主のせいで、我々の大切な税金が無駄に使われ、

こういった悲しい運命を辿る動物がいるのです。

タミーさんが発信した内容は、こういった殺処分の氷山の一角にすぎません。

私たちももっと”殺処分”という現状と、悲しい目をした動物たちの声を忘れぬように暮らしていけたらいいですね。

出典:Facebook

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