批判殺到
ボロース動物園の処置に対し、たくさんの人たちが抗議の声を上げています。
しかし、小さくて可愛い時期を過ぎれば殺処分という動物園のやり方は、残念ながら珍しくないそうです。
「In Defense of Animals」の広報部長であるFleur Dawesさんはこう話します。
「今回のような、恐ろしく非合理的な殺処分は本当に許せません。動物園は客寄せを目的に動物を繁殖させ、もう稼げないとなった時点で殺処分します。これは利益優先の愚かな行為です」
野生ライオンは、危急種(絶滅の危険性が高い種族)に位置付けられています。
そのため倫理的な意味合いだけではなく、
自然保護という観点から見てもボロース動物園が行った9頭のライオンの殺処分は、
非難されるべきことであるとされているのです。
悲劇を繰り返さないために
Dawesさんはさらに、ボロース動物園が種の保存について関心がないことを指摘しています。
このような動物園は動物を管理すべきではないし、
そして動物は、適切なケアを受けられるサンクチュアリに移すべきだと政府に訴えるつもりだとも、
Dawesさんは語りました。
なお、このコメントに対するボロース動物園のコメントはありません。
数が多いという理由で殺処分するやり方は、他の動物園でも度々行われています。
そのことについて「Born Free USA」のCEOであるPrashant Khetanさんはこう話します。
「多すぎるという理由で動物が殺されるのは、胸が痛くなります。悲劇が繰り返されないように、『なぜ動物園が必要なのか?』などの初歩的な議論が起こるきっかけになってほしいと思います」
動物たちを守るため、皆さんも動物園について深く考える機会を持ってみてはいかがでしょうか?
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出典:Facebook