孤独なライリー
野生で暮らしていたシベリアンハスキーMIXのライリーは、アニマルシェルターに保護されました。
彼はシェルターに1週間余りいましたが、
里親探しサイトで彼に一目惚れをしたカーリーオールドボーゲルさんがすぐに引き取ることになりました。

ライリーはシベリアンハスキー独特の、透明感のある瞳をしています。
そこに他の犬種の血が混じっていることで、少しだけ優しい顔つきになっているのです。
さて、ここからが大変でした。
野生で暮らしてきたライリーにとって、室内で家庭犬として人間と一緒に暮らすこと、
そしてしつけやエネルギーのコントロールをする事を教えなければなりません。
全般性不安障害
犬をしつけるとなると、飼い主も犬もお互い忍耐力が必要です。
それでも、苦労の先には必ず幸せな生活が待っていると思い、諦めずに頑張り続けたのです。
そんな強い思いがあったからこそ、ライリーはカーリーさんについてきてくれたのでしょう。

カーリーさんは全般性不安障害と言う病気を抱えており、
時折パニック障害に襲われてしまったり精神不安定になることがあるそうです。
カーリーさんのそういった症状をなぜかライリーは察知することができ、
事前にパニックにならないように落ちつかせてくれたそうです。
公認の介助犬
日常のあらゆる事で不安になってしまうと言うとても苦しい病気なのですが、
ライリーはカーリーさんの精神安定剤になってくれたようです。
そして今や、ライリーはカーリーさんの公認の介助犬となりました。
一緒にいろいろなところへ出歩くそうです。

ときにはハイキングやロッククライミング、更にはキャンプなど。
2人で居ればどこでも怖くないですよね。
もともとは野良犬だったライリーが、まさか公認の介助犬になれるのだなんて。
犬との出会い、人との出会い、その全てが運命で導かれているかのようなそんな気がしました。
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出典:The Dodo