学年主任の一言
あまりにも簡単な問題で何度もつまずく生徒に、腹を立てた数学の先生はこのように言ってきました。
「こんな簡単な問題に手こずって、お前バカなのか!?これじゃずっと希望校には受からないぞ!」
その時に近づいてきた学年主任の先生は、数学の先生に対してこのような言葉を投げかけます。
「そんな簡単な問題を早く解いて深く理解させて次の問題へ進めるようにする為、僕たち教師がいるのではないでしょうか?早く理解できるような教え方を考えるべきでは?生徒に対してバカと言ってはいけません。怒り続けた所で問題は解けませんから」
先生の役割
学年主任から投げかけられたこの言葉に、今まで生徒に怒っていた先生は絶句してしまいます。
何も言えなくなった数学の先生は既にいない学年主任の先生に向かって、
「何なんだ気持ち悪いなあいつ」と小声で言うのが精一杯といった様子です。
今まで怒られていた生徒は学年主任の先生の後を追いかけて、
「ありがとうございました!」と感謝の言葉を伝えました。
それに対して先生は「これが私の役割だから。頑張ろうね。」と言いつつ、
初めて笑顔を見せてくれたのです。
時には叱る事も必要ですが、それだけで問題が解けるようにはなりません。
この先生の言うように、理解しやすい教え方を模索する事が重要となるでしょう。
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出典:Cadot