虎夫さんの場合
この冊子は4月2日『世界自閉症啓発デー』にとあるTwitterユーザーが紹介したものです。
一目瞭然
「適当に」という言葉は曖昧で、虎夫さんは戸惑いました。
また、「ちゃんと」「しっかり」という言葉も曖昧ですよね。
この言葉も苦手です。
見本(視覚や体験)を確認すると完成度が向上しました。
向き不向き
変化に対応できない虎夫さんは、いろいろな仕事を任せられると混乱してミスをします。
1つの仕事を、集中して担当させることによって達人になりました。
春子さんの場合
いつまでに
「早めに」この言葉も曖昧ですね。
春子さんはこの言葉のニュアンスが想像できなかったようです。
期限を明確にすると、集中力が増して時間内に仕事ができました。
休息時間
#世界自閉症啓発デー らしいので、札幌市の取り組みをシェアします。
【職場で使える虎の巻】発達障がいのある人たちへの八つの支援ポイント(自閉症の場合)
▼PDFはコチラ▼https://t.co/4bQn8LhVS3 pic.twitter.com/0L7poFcwqe— なりた (@NaritaADHDasd) April 2, 2017
心配性で疲れやすい春子さんは仕事中、常に緊張している状態です。
休憩時に1人で過ごし、リフレッシュすることによって午後の仕事も気合が入ったようですね。
多くの反響
また、紹介して下さった方のTwitter上には、発達障害で悩んでいる方々の意見なども寄せられています。
これ、自閉症だけでなく、誰にでも言える事ですね。
「適当に」って1番困る言葉ですね。あと、一年目の時、先輩がみんな忙しそうで中々聞けなくて、困ったの覚えてます。こんな風に細かく丁寧に指示を出してもらえると分かりやすくていいですね。— apico fuse (@BirldBlue) April 3, 2017
「適当に」
この言葉は、障害に関係なく曖昧で困った言葉です。
1年目の新人さんは職場にも慣れていません。
この冊子のように、丁寧に教えてもらえると不安からも解消されますね。
その他にも、たくさんの意見が寄せられていました。
こういう認識はもっと広がって欲しいな。曖昧さの少ない指示をしてあげれば彼らは安心して作業できます。
— アニシア/ゆうころ (@anissia0828) April 3, 2017
すごくいい取り組みだとおもいます。けど、これは障害に関わらず誰に対しても行った方がいい方策だとおもいます。例を見た時、私には作業員より指導者の方が異常に見えました。
— りぃと (@cookie_biscuitt) April 3, 2017
このような意識が広がることで発達障害の方はもとより、
新入社員のみなさんも快適に働ける職場になって欲しいですね。
まずは相手の個性を認めて、理解することから人間関係は始まるのではないでしょうか。
また、札幌市のホームページでは虎の巻シリーズを全て閲覧できるそうなので、
指導する側の方も一読してみてはいかがでしょうか。
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