遊びでできた傷跡
そのお母様の息子さんと年長クラスのA君は、
遊びが原因で小競り合いのけんかをしてしまいました。
その時の反動でA君の鼻あたりに傷ができてしまいます。
それに対してA君のお母さんがすごく怒って文字通りの仁王立ちに。
「傷跡が完全になくなるまで病院に通うが、保険は使わないから、全額の治療費は負担しろ」
とものすごい剣幕でまくし立てる始末。
けがをさせてしまっているので、そのお母様は
「申し訳ない」と繰り返すことしかできません。
そして担任と看護師も一緒に病院へ行きました。
医者の放った言葉
診察室に入ると、A君の母親は一段と饒舌に。
すると医師はA君の母親に
「保育をどう思っているの？
保育園で、大きなけがをさせない様にどれだけ注意を払っているのかわかっている？
保育は親の代わりじゃない。
集団生活の意味わかっている？
そこから学ぶことの大きさが分からないで、
怪我のない様に育てていきたいのなら、
貴方が今すぐに仕事を辞めて、
家でお子さんを育てなさい。」
と、診察室に響きわたる力強い声で言ったそうです。
周りの反応
その場にいた誰もが、医者がそんな言葉を発するとは予想していなかったそうです。
嬉しさのあまり泣き出してしまった人もいました。
こんなにズバッと、モンスターペアレントに意見をしてくれるお医者様もいらっしゃるんですね！
たまにずさんな対応で問題になってしまう保育園もある事も事実ですが、
ほとんど誠意をもって保育に取り組んでいる保育園が圧倒的に多いと思います。
その中で、子供たちの安全にどれだけ気を使ってお仕事をされているのか？
そんな保育士さんには頭がさがる思いです。
医師の言葉、考えさせられます。
出典：スゴいい保育
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