突然の別れ
イングランド北部に住む家族のお話です。
お父さんとお母さん、そして5才のなる男の子ロニー君の家族です。
この家族にはまだ仲間がいます。
それは2匹の猫です。
10才の猫フェニックスともう1匹。
家族3人と2匹で幸せに暮らしていました。
そんな中、悲劇は起こります。
1年半前に10歳のネコ、フェニックスが行方不明になってしまいました。
家族は総出で近所にビラをまくなど、いろいろ手を尽くして探しましたが結局見つけることはできませんでした。
父親のミシェル・ハンバーさんと5歳になる息子のロニー君は悲しみに暮れていたそうです。
悲しみの毎日
フェニックスがいなくなってから、
ロニー君は他のネコが近くを通るのを見るたびに悲しみに打ちひしがれていました。
そんな中、さらに悲しみが襲います。
それはもう一匹の猫の死です。
2匹の愛する猫をこんな短時間で失くしてしまったのです。
5才のロニー君には受け止められない状況でしょう。
毎日悲しみに暮れるロニー君を見かねた両親は、新しい猫を迎え入れることを決意しました。
そして、家族でシェルターに訪れたのです。
涙の再会
シェルターでロニー君は、やけにフェニックスにそっくりな猫を発見しました。
確認するとそれはフェニックスに間違いありませんでした。
ロニー君はとても興奮し、感情を爆発させたそうです。
フェニックスは、誰かがこのシェルターに連れて来たそうです。
そして、ちょうど他の飼い主に引き取られるところだったのです。
フェニックスにつけられていたマイクロチップには住所と電話番号があったのですが、
それが引っ越しする前のものだったのです。
そのためシェルター側も家族を探し出すことができなかったということです。
新たな飼い主に引き取られる前に出会えたのは、まさに運命ですね。
出典:イミシン
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