犬の救出劇
車から降りたジャレットさんは、すぐに犬のもとへ向かいました。
犬はかなり怯えていましたが、
ジャレットさんができるだけフレンドリーな態度で話しかけると犬は尻尾を振り始めたそうです。
急いで犬に近づいたジャレットさんは、つながれたロープをすぐに外します。
無事に救助することはできましたが、暑い中ずっと外にいた犬はかなり疲れた様子でした。
ロープはボートをドックにつなげる際に使用する、八の字結びで縛られていました。
明らかに危険とわかるこの行為に、ジャレットさんは「胸糞悪いよ、ひどい話だ」と語っています。
保護した犬をジャレットさんは自宅へと連れて帰り、お風呂に入れてあげました。
犬の毛に付いていた草などを取り除き、体を綺麗にしていきます。
首に小さな切り傷はあったものの、それ以外は健康体だったそうです。
素晴らしい犬
犬は「サムソン」と名付けられ、先住の犬・猫・うさぎたちとはすぐに仲良くなりました。
彼らもジャレットさんに救われた動物達で、サムソンと特に仲が良いのは犬たちだそうです。
ジャレットさんは彼のことをこう話します。
「サムソンは素晴らしい犬だ。しつけられているから、飼い犬だったんだろうね。大きい体だけど、まだ生後6ヶ月だと思うよ。これからさらに成長するだろうね。」
前の飼い主さんは、サムソンの体が6ヶ月で体重27キロにまでなるとは、
思っていなかったのではと推測されています。
それでも、あのような危険行為をして良いことにはなりません。
今はサムソンの面倒を一時的に見ている形ですが、
どうやら正式にジャレットさんの家族として迎えられることになりそうです。
サムソンにとっては、これ以上ないほど喜ばしいことだと言えるでしょう。
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出典:The Dodo