悲惨な状況
犬がいた場所は自転車や割れた容器など、たくさんのゴミが散乱していました。
犬小屋の代用らしきプラスチック製の箱は置いてあったものの、犬用の食べ物はまったくなかったそうです。
そんな状況の中で犬は木につながれたまま、ケリーさんの姿を見ながらたたずんでいました。
犬の前足は異様に細くなっており、犬がかなり長く食べ物を口にしていないことを物語っています。
さらに驚くことに、犬の足には赤色のワイヤーのような物が巻き付けられていたのです。
ワイヤーが犬の足に食い込んでおり、とても痛そうです。
こんな風に足が固定されている状態では、自力で動けないのも当然でしょう。
おそらく犬をこの場所に放置していった人間がやったのではないでしょうか。
犬のその後
ケリーさんが初めて姿を現した際、犬はかなり警戒していました。
ワイヤーで木に繋ぎ止められている状態なのですから、犬からしてみれば当然の反応と言えるでしょう。
しかしそれに構わずワイヤーをほどいて助けてくれたケリーさんに、
犬は少しずつ慣れていってくれたそうです。
ケリーさんはその後、獣医に犬を診てもらって食べ物や水もたくさん与えました。
そして犬はシェルターに移ったのですが、数週間くらいですぐに新しい飼い主さんが見つかったそうです。
つらい経験をしたにも関わらず、犬がとても人懐っこくて優しい性格をしていたおかげでしょう。
林の中でとても苦しい日々を過ごした犬ですが、
これからは飼い主さんと一緒に綺麗な環境のなかで幸せを感じながら暮らしていってほしいですね!
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出典:The Dodo