両眼破裂
バークリーは毛玉がもつれて、汚れているだけではありません。
彼の両目は眼球破裂という状態で、完全に失明していたのです。
口の中の状態も悪く、歯もボロボロでした。
早急に両目摘出の手術が行われ、バークリーの目は2度と開くことはなくなりました。
シニア犬であり、両目の眼球を摘出されたバークリー。

新しい飼い主を見つけるにはかなり厳しい条件にです。
それでもジャネットさんは、退院後にバークリーの写真をSNSに投稿してみました。
すると、保安官のアール・ハナーさんから預かりの申し出があったのです。
アールさん夫婦は、この1ヶ月前にも箱に入れられた状態で捨てられた子犬を引き取ったばかりでした。
その他にも7匹のパグを保護し、定期的に保護犬の預かりをしていたのです。
そんなアールさん夫婦が、「盲目の犬の飼育経験があるので、ぜひ預かりたい」と言ってくれたそうです。
動物愛に溢れた夫婦
預かり犬で溢れていたアールさんの家ですが、譲渡の条件が厳しいバークリーにある決断をします。
「この子は10歳で両目を失い、里親探しは難しいだろう。光は見えなくても私たちが明るい暮らしを送らせてあげたい。」
シャイな性格だったバークリーですがアールさんのお宅で暮らすようになると、
いつもシッポを振っている明るい性格になったそうです。

先住の犬達もバークリーを受け入れ、
特に生後4ヶ月の「ブリジット」は目が見えなくても走る彼のペースに合わせて行動してくれるそうです。
保護団体のジャネットさんは、アールさん夫婦について次のように語りました。
「感謝の言葉すら見つかりません。夫婦は思いやりがあり、動物愛に溢れているのです。」
年齢や障害も全て受け入れてくれたアールさん夫婦。
バークリーに本当の幸せが訪れたようですね。
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