心臓のドナー
心臓病のアデリンちゃんでしたが、両親とお兄ちゃんたちの愛情に包まれて明るい女の子に育ちました。
両親が心臓疾患を楽天的に受け止めるほど、アデリンちゃんは元気でした。
しかし2017年11月、何の前触れもなく心臓が不全状態に陥ります。
緊急の移植手術が必要であると医師から告げられましたが、
なかなか心臓を提供してくれるドナーが見つかりません。
「きっとドナーが見つかるはず」と希望を抱いていた両親でしたが2018年1月、
アデリンちゃんの心臓は内出血を起こします。
写真家の提案
大量に血液が肺に流れ込んだことで酸欠状態を起こし、一時的に意識不明に陥りました。
脳が酸欠状態になり、深刻なダメージを負って移植手術もまともにできなくなったアデリンちゃん。
両親はこの先、小さな娘に起きることを理解しました。
そんな中、先天性心臓病の認知を高める活動をしている
『World of Broken Hearts(失意の世界)』団体の写真家であるスハ・ダビッドさんから、
両親に連絡が入りました。
スハさんの娘さんは心臓移植のおかげで、生存への望みをつなげたそうです。
亡くなる2時間前の娘
小さな娘を穏やかに旅立たせるためも、両親はスハさんの提案を受け入れます。
2018年1月26日、スハさんはロジャーズ一家にとって悲しみの瞬間を撮影しました。
両親と兄弟はアデリンちゃんに別れを告げると、泣きながら延命装置のスイッチを切ります。
その数時間後、わずか2年の生涯は静かに閉じられていったのです。
短い生涯でしたが、アデリンちゃんは幸福な娘さんでした。
この写真によって、臓器提供を必要としている人々の現状を知ってもらえたらと、
ジャスティンさんとクリスティさんたちは願っています。
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