毛玉に覆われた老猫
バターカップの飼い主は、引っ越す際にバターカップを置いていってしまいました。
それから何年もの間、バターカップは空き家となった家で暮らし続けていたのですが、
汚れなどが原因で彼の体には巨大な毛の束ができてしまったのです。
動物保護団体「ネバダSPCA」へ保護された時にはご覧の通り、
毛の塊に身体を蝕まれているような状態でした。
毛玉が原因で13歳という老体でありながら、体重は11キロもあったそうです。
こんなに毛の束に苦しんでいる猫は、施設の職員も初めて見たと言います。
長い月日をかけて蓄積した毛玉を除去するのは大変でしたが、
痛みを伴うトリミングにもバターカップはじっと耐えていたそうです。
こまめに休憩を挟みながら、丁寧にブラッシングしていました。
バターカップは休憩時間になると、
スタッフに抱き着いて不安な気持ちを落ち着かせようとしていたそうです。
大量の毛からの解放
そしてついに、トリミングが終わりました。
生まれ変わったバターカップを見たスタッフたちは、きれいな彼の姿に涙したと言います。
「バターカップの肌は驚くほど乾燥していました。私達は肌の回復を助け、気持ちを落ち着かせるためにオイルとローションを塗りました。」
それから毎日、バターカップの肌にオイルを塗ってあげてました。
太り気味だった彼のために、ダイエット用の高級キャットフードも与えました。
スタッフたちの愛情を一心にうけたバターカップは、人に甘えるようなしぐさを見せるように。
元飼い猫だったので人には慣れていたようですが、
もともと甘えん坊な性格だったようで人に抱っこされるのが大好きとのこと。
社交的な性格をしているので、施設で暮らすほかの猫たちとも仲良くやっていけているということです。
施設は今、バターカップの里親探しに力をいれています。
人懐こくてかわいらしい顔立ちをしたバターカップなら、すぐに素敵な飼い主さんが見つかりそうですね。
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