安楽死の提案に対し…
当時、この動物病院に勤務していた1人の女性がいました。
彼女は安楽死という考えに反対し、自宅で2匹を保護すると申し出たのです。
女性は子猫たちの生命力を信じて、自宅での看護を始めます。
数時間おきの授乳、トイレも刺激を与えないと自分で出来ない頃です。
また、感染症になっていた両目に薬を塗るなど、女性は寝る間も惜しんで看護を続けました。
女性の献身的な看護と愛情により、2匹は着実に回復して行きました。
保護から1ヶ月が過ぎ、子猫たちは見違えるように美しく元気になりました。
手術で左目を失ってしまったのが「アトラス」、ハンディキャップにも負けない元気な男の子です。
黒猫の「カンブリア」は、美しい女の子になりました。
しかし2匹を保護して1ヶ月以上が過ぎた頃、獣医師は2匹を別々の里親に引き渡すように提案したそうです。
家族への選択
獣医師の提案に反し、女性はアトラスとカンブリアと本当の家族になることを選択します。
「私は、2匹がずっと一緒に暮らせるのが理想だと考えていました。そこで、2匹を自宅で引き取りたいと申し出たのです。その結果、動物病院の方針に反しているという理由で解雇されることになりました。しかし、後悔はありません。」
このように女性は語りました。
その後もアトラスとカンブリアは、女性の愛情に包まれて元気に暮らしています。
2匹は見違えるほど、たくましく成長したとのこと。
今でもお互いに寄り添って仲良くしているそうです。
つらい経験をした2匹ですが、全身で愛情を注いでくれる女性に出会えて本当に良かったですね。
女性の優しさにも頭が下がる思いです。
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出典:Imgur