身勝手な理由で捨てられた猫
街角にうずくまっている猫がいます。
この猫は、飼い主が引越しの際に邪魔になったからと、捨てられてしまいました。
飼い主は車で引っ越す時にこの猫を捨てて、そのまま走り去ってしまいました。
猫は必死に追いかけますが、車には追いつきません。
そのまま野良猫になりました。
それから1年以上が経ちましたが、
その猫は捨てられたマンホールの上で飼い主をずっと待ち続けているのです。
捨てられた場所を動こうともせず、飼い主が迎えに来るのをじっと待っているのです。
飼い主をじっと待つ
地域の人はみな親切で、この猫に来る日も来る日も食事を与えました。
しかし、猫は誰にもなつきません。
ただじっと、飼い主が現れるのを待っているのです。
その姿に街の人々は胸を締め付けられるようでした。
足音がすれば、飼い主が迎えにきたのかと音のする方に顔を向けます。
しかし、そこにはただ風が虚しく吹いているだけでした。
「引っ越して邪魔になったから」「飼うのに飽きたから」と、簡単な理由で犬や猫を捨てる人がいます。
人形でさえ捨てるのがためらわれるのに、なぜ生きたペットを平気で捨てられるのでしょうか?
ペットは、『家族』としての絆を持った生き物なのです。
この猫の飼い主は、きっと心にトゲが刺さった痛みを抱えて生きていくのでしょう。
こんな悲しい思いをするペットが、1匹でもいなくなることを願います。
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出典:dailymail