お別れのキス
保護施設にいた頃から、ラッキー・ルーとココはお互いをずっと支え合いながら生きてきました。
しかし今から数週間前、悲しい別れの時が彼女たちに訪れます。
懸命な治療の甲斐なく、ラッキー・ルーは毛布にくるまれた状態で天国へと旅立っていったのです。
全く動かなくなってしまった親友に対して、ココちゃんは動揺して戸惑っている様子でした。
しかし数十分後、ココは親友との別れを悟ります。
そしてココは、まるで「さようなら」という自分の気持ちを伝えるかのように、
彼女の頬へと優しくキスをしたのです。
前へ・・・
「ココが親友に別れを告げる姿を見たとき、改めて鳥にも感情があるのだという事に気づかされました。私は2羽を保護した事で、彼女らの別れの時を見届けられたことを大変誇りに思います。」
ダニタさんはこのようにコメントしています。
ラッキー・ルーは天国へと旅立っていきましたが、
ダニタさんはこれからも保護活動を続けて多くの命を助けていくつもりだそうです。
「私はこれから先も前へココと一緒に進み続けていきます。助けが必要な鳥たちが存在している限り、保護活動を辞めたりはいたしません。」
ダニタさんはこのように話しており、決意を新たにしています。
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