ジェイクの経緯
当時の状況をビルさんはこう話しています。
「子犬はほぼ全身に火傷を負っていました…でも何とか息をしていたんです」
ビルさんのおかげで一命を取り留めた子犬。
しかしその数日後、ビルさんの耳に悲しい知らせが入りました。
「子犬の飼い主は、動物病院へ子犬を連れて行ったが治療費が払えなかった為にそのまま置き去りにされていた」
飼い主に捨てられ、しかも大火傷を負った子犬…。
悲しい経緯を聞いたビルさんは、このまま放っておくことなどできません。
そこでビルさん自ら親となり、子犬を育てる事を決断しました。
ビルさんは子犬に「ジェイク」と名付け、消防署で飼うことになりました。
周りの協力もあってか、ジェイクはみるみるうちに元気を取り戻していきます。
火傷の痕も目立たなくなってきました。
新たなる目標
ビルさんは元気になったジェイクの姿を見て、
「放火探知犬として訓練して、消防署の一員として正式に迎え入れたい」と仲間に打ち明けました。
放火探知犬とは火災現場で灯油などの匂いを嗅ぎ分け、放火の痕跡を探知するための犬の事。
検討の末、放火探知犬として訓練させることが正式に決まり、今も訓練の日々は続いているそうです。
飼い主に捨てられ火災にまで巻き込まれたジェイクですが、
今ではその火災の現場で活躍するために毎日頑張っています。
将来立派な放火探知犬になって、ビルさん達と共に現場で活躍してくれることを願わずにはいられませんね。
【関連記事】
*火事で家と飼い主を失い、不安に怯えていた犬を救ったのはいつも一緒のぬいぐるみだった…!
*火事に巻き込まれて子犬が心肺停止状態に→とっさに心臓マッサージを施した消防士に絶賛の声続々!
*愛猫を救いたい一心で火事によって燃えている自宅に飛び込み、わずか23歳で亡くなった女性に涙…!
*ジャングルの山火事から決死の子猫救出劇→でも明らかに普通の子猫と違っていた!実は・・・
*奇跡の生還!山火事に巻き込まれ、全身に大火傷を負ってしまった猫は人々の希望となった・・・
出典:boredpanda