犬肉の販売
近年、アジアにおいて犬食を廃止しようとする動きが活発になっていますが、
その流れがついに中国へと広がりを見せました。
中国政府が今後犬肉の販売を国内で行う事を、一時的とはいえ禁止する旨を発表したのです。
この発表の影響で、6月に開催予定だった楡林市(玉林市)で行われるイベント
「楡林犬肉祭」も中止となる事が決まりました。
この「楡林犬肉祭」というイベントは、毎年6月の下旬に開催されているお祭りです。
この祭りは今まで、国際社会からたびたび非難を浴びてきました。
約1万匹もの犬が、毎年のように酷い方法で屠殺されていると言われているからです。
楡林犬肉祭
「楡林犬肉祭」は中国の伝統行事ではありません。
この祭りが初めて行われたのは2010年で、
犬肉専門の取引業者が利益を求めるために始めたイベントなのです。
そして祭りが始まってからというもの、
毎年のように国内では民家で飼われている犬が盗まれる事件が立て続けに起きていました。
今では国民の半数以上が、祭りの廃止を希望しているそうです。
これから中国国内で犬肉を売った場合、違反者は逮捕された上に罰金が課せられ、
その額は最大10万元(約160万円相当)だそうです。
一時的なものではありますが、犬食廃止に向けた大きな一歩となったのではないでしょうか。
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出典：boredpanda
