007に出演したロジャー・ムーア、子どもに「サインが違う」と言われる!しかし、それはあえての神対応だった・・・

「サインが違う」

1983年、当時7歳だった男の子が祖父と一緒にニース空港にいると、

新聞を読んでいるロジャー・ムーアさんを見かけたそうです。

男の子は興奮して祖父に、ジェームス・ボンドがいたからサインをもらってきてほしいと伝えました。

すると祖父はロジャーさんに孫がサインを欲しいと言っていると伝えると、

ロジャーさんはすぐに航空券の裏にサインをしてメッセージまで添えてくれました。

喜んだ男の子でしたが、そのサインは期待したものとは違っていたのです。

そこには「ジェームス・ボンド」と言うサインではなく、「ロジャー・ムーア」と書かれていたのでした。

そこで男の子は祖父にお願いをして、

違う名前が書かれていると言う事を伝えてもらうとロジャーは男の子を近くに招き、

こっそりとこう伝えました。

「私はロジャー・ムーアと言う名前でサインをしないと、誰かがどこかで見ていてブロフェルドに居場所がバレてしまうかもしれない」

そう打ち明けられた男の子は、秘密を共有した事に高鳴る鼓動を感じたと言います。

再会

やがて男の子は大人になり、ロジャーさんと再会することになりました。

その時、

「昔あなたにこうやって打ち明けられたことがあるのを覚えていらっしゃいますか?」と聞きました。

すると彼はその場では覚えていないと言ったそうです。

しかしその場を離れた後で話を聞くと、このように語ったのです。

「君が小さかった頃の話はよく覚えているよ。けれどさっきあの場所でそれを言ってしまったら、もしかするとブロフェルドにどこかで聞かれてしまっていたかもしれない。だから覚えていないふりをしたんだよ。」

一人前の大人になった男性に対しても、彼はそのようにユーモアのある対応してくれたのです。

なんてカッコ良いエピソードなのでしょうか。

ネットの反応

このエピソードを聞くと分かる様に、

ロジャー・ムーアさんはお茶目で優しくてとても素敵な人柄であることが伺えます。

そしてこのエピソードは、ネット上でたくさんの反響がありました。

映画の中だけではなく、その人柄でたくさんの人を魅了し続けたロジャー・ムーアさん。

そんな彼の柔らかな笑顔と澄んだ眼差しは、いつまでも人々の心に残り続けることでしょう。

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出典:Twitter

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