目が見えなくなった元医師が自分の盲導犬の背中で小型カメラを回した結果、恐ろしい事実が発覚した…!

キカの我慢と不安

アミットさんの奥様であるシーマさんは、小型カメラの映像を確認してみました。

すると、その内容に胸が張り裂けそうになりました。

その小さなレンズに映されていたのは、盲導犬とアミットさんを疎ましそうに睨んだりする人々の様子。

乗車を拒否するタクシーや、地下鉄で席を譲らずに鞄を置きっぱなしにする人。

しかし、そんなのはまだマシな方です。

kika3

驚くことにエスカレーターに乗っているキカを鞄や傘で叩いたり、

道でキカを蹴り飛ばしたりしている最低な人々が何人も映されていたのです。

最近、キカはエスカレーターへとアミットさんを誘導するのを嫌がるようになっていましたが、

その原因がエスカレーターで行われているキカへの暴力でした。

盲導犬は、痛みや恐怖を感じても決して吠えないように訓練されています。

どれだけ怖い思いをしても、ご主人にそれを伝えることはできないのです。

アミットさんは自分の目が見えなくなってからの不安な心情を次のように語りました。

「街は恐ろしい場所です。
公共の交通機関で移動するときは、まるで恐怖に打ちのめされた子供のような気持ちになります。身の危険を察知する事や構内アナウンスを聞き逃せないので、
イヤホンで音楽さえ楽しめません。」

優しい気持ち

アミットさんとキカは、BBCロンドンのインタビューに答えることになりました。

そこでは、こうした盲導犬の問題をピックアップしてくれたことへの感謝と、

弱者への意識を高めてほしいことを語りました。

盲導犬がいるからといって健常者と全く同じように動けるわけではなく、

あくまで「サポート」するのが盲導犬。

そのことを理解せずに、ただ邪険にする心の貧しい人が多いようにも感じます。

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すべてに手を差し伸べるわけではなく、困っているようであれば声を掛けたり、

声を掛けなくても前へ進もうとする人を温かく見守るのもとても大切ではないでしょうか。

アミットさんとキカが、これから明るく街へ出掛けられたら良いですね。

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出典:Metro

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