ケリーさんがいない…
なんて悲しそうな表情でしょう…。
このやり切れない姿で横たわっている犬は、「パコ」という名前の犬です。
この場所は、飼い主のケリー・ブラックさんが事故で亡くなった場所です。
アメリカ・フロリダ州のジャクソンビルで10月23日の朝、ケリーさんとパコは朝の散歩をしていました。
悲劇は一瞬で全てを奪います。
飼い主のケリーさんは、セミトラックに撥ねられてしまったのです。
そして、その車はケリーさんを救助する事なく逃げてしまいました。
事故の目撃者はパコだけです。
パコはどんなに辛かったでしょう。
その後道路に横たわるケリーさんを発見した人が、警察に通報しました。
警察が到着した時、ケリーさんはもう息をしていませんでした。
その時からパコは、事故現場から動こうとしないのです。
動かないパコ
パコを見つけた方が、Twitterに投稿した姿です。
こんなに離れた距離なのに、こちらが苦しくなるほど悲しみに沈んでいます。
SAD. Neighbors believe woman was walking her dog. This one has been lying down, alone near crash scene for some time pic.twitter.com/f7vADgVIMS
— Russell Colburn (@RColburnnews) October 23, 2015
ケリーさんの死が受け入れられないのでしょう。
いつものように楽しく散歩していただけの朝に、
一瞬にして飼い主さんがいなくなった事実が信じられないのだと思います。
家族が迎えに…
警察がケリーさんの家族に、パコについて連絡をしました。
女性の方が迎えに来て車に乗せます。
'Rocko's' tail wags as he's reunited with family. @ActionNewsJax pic.twitter.com/Ajf3yNP0kH
— Russell Colburn (@RColburnnews) October 23, 2015
パコが無事に保護されて良かったですが、
家に帰ってからケリーさんがいない現実をどう受け止めるのか心配です。
ひき逃げ犯はまだ捕まっていません。
犯人が逃げずにケリーさんの救助をしていてくれたなら、救急車を呼んでくれたなら、
もしかしたらケリーさんは助かったかも知れません。
パコが、こんな辛い悲しい思いをしなくてすんだかも知れません。
パコの表情から、この子がどれだけケリーさんから大切にされていたか分ります。
今はただ犯人が逮捕され、罪を償って欲しいと願うばかりです。
出典:Twitter
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