動物愛護団体への通報
アメリカのニューヨークで主に活動している、
『Guardians of Rescue』という動物愛護団体に通報が入りました。
その通報内容は、数日前に引っ越したはずの隣人の家から夜中になると犬の鳴き声が聞こえる、というものでした。
通報を受けた団体は、リーダーのフランキー・フロリディアさんとスタッフ数名で現場へと行きました。
現場に入ると、状況は相当悲惨なものだったそうです。
彼らスタッフが現場で見たのは、オスとメスの2頭のピットブルでした。
オスはフローリングの上で元気をなくしてグッタリとしており、メスはケージに入ったままでした。
救出された犬達
部屋は犬の排泄物で汚れており、とても酷いにおいだったそうです。
すぐにでも犬を助けたい状況ではありますが、むやみに犬に近づけば攻撃される恐れがあるため、
リーダーのフロリディアさんはゆっくりと2頭に近づきます。
ゆっくりと優しく声をかけながら、敵意がないことを示しながら近づきます。
するとオスのピットブルは元気のない体で尻尾を振りながら、リーダーに駆け寄ってきたのです。
その犬は心なしか嬉しそうな表情していたそうです。
飼い主に捨てられてまともな生活ができない状態にもかかわらず、
2頭のピットブルは攻撃をせずにリーダー達を受け入れました。
まだこの犬達は、人を好きになれる気持を持っているのかもしれません。
物言わぬ動物だから…
それにしてもなぜこの2頭の犬は助かったのでしょうか?
それには主に2つの理由があります。
一つは犬が放棄されていた日数が数日と比較的短い期間であったこと。
もう一つは犬がいることをしった近所の人が餌を家に投げ入れていたことです。
無事に救出されて何よりですね。
ちなみにこの2頭の犬はそれぞれオスはマックス、メスはスカイと名付けられました。
もともと穏やかな性格を持つこの2頭、今では里親のもとで幸せに暮らしているとのことです。
今回の救出の後、リーダーであるフロリディアさんは以下のように語っています。
「動物は言葉を話すことは出来ない。
飼い主から捨てられた犬たちの声を私たちが代わりに伝えていきたい。
2匹が無事で本当に良かったよ。
とてもやりがいを感じています。」
今回は無事に救出されましたが、普通であれば2頭とも死んでいてもおかしくはありません。
今回のことは、飼い主側のモラルが問われる重要な出来事でしたね。
少しでも無責任な行動をとる飼い主が減ることを祈ります。
出典:サプライズ
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