嵐の夜、風雨の中でずぶ濡れで鳴く子猫→心を開くまで1時間以上辛抱し続けた結果…!

待つこと1時間、ようやく…

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一時間後、危害を加える人間ではないと判断して心を開いてくれたのか、ようやく子猫が動き始めました。

そして、二人が用意したキャットフードを食べ始めたのです!

通常ネコは、野良猫であるほど初対面の人間の目の前で食事したりしません。

食べているすきに油断して、危害を加えられることを恐れるからです。

この子猫は嵐で相当体力が失われ、空腹だったのでしょう。

命がけで決めた行動だったといえます。

女性が子猫をバスルームで洗い、濡れた体をきれいにしてあげている間、男性は子猫の母ネコや、兄妹ネコも周辺にいないかどうか、家の周りを嵐のなか捜索しました。

通常、子猫は離乳~生後3カ月くらいまでは特に母ネコや兄妹ネコと行動をともにします。

しかし、結局他には1匹もみつかりませんでした。

ぬいぐるみとの幸せツーショット

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さっきまでの嵐がウソのようにきょとんとした表情の子猫。

その前には、白くて大きな犬のぬいぐるみ。

二人は子猫にブランケットと、寂しくないようにとぬいぐるみをプレゼントしてあげました。

嵐の中、1時間に及ぶ二人の辛抱強い見守りに、子猫は完全に心を開いてくれた様子です。

そして徐々にですが、子猫に確実に表情の変化が表れ始めました。

自分を救ってくれた優しい人間に、ついにはこんな思わず笑ってしまいそうな表情まで。

舌を出してごちそうさま!満足の顔

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二人はさらに、容器にたっぷりとキャットフードを与えてあげました。

さっき外でも食べたのに、やはりよほど空腹だったのでしょう。

全部食べつくしてしまい、そしてこの表情。

まだまだ食べたりない感じがしますね?

人間の優しさは猫を変えます!

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子猫の喜びの声が聞こえてきそうです。

嵐を経て、汚れた体を拭きお腹を満たしてくれた二人に、あっという間に膝の上でくつろぐほど気を許してくれました。

見違えるほど美しくなる子猫ちゃん

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バスルームで、人間の腕に急所であるのど元を預け、満足そうに薄目をする子猫。

お風呂でみるみるきれいになってゆきます。

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体は小さいながらも、凛とした表情!

すっかり生命力が戻ってきたようです。

顔と対照的に、濡れたままの体も可愛いです。

この子猫は長毛なので、水にぬれるとびっくりするほど細く小さく見えるのです。

ついに「一緒に暮らそう!」

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ふさふさ!すっかりきれいになって、イタズラも始めそうなリラックスぶりです。

念のためもう一度、子猫に母ネコや兄弟ネコがいないか捜索するも、やはりみつからず。

カップルもすっかり子猫にハートを射抜かれていたので、一緒に暮らすことに!

名前は『ストーミー』。

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こちらは一緒にお昼寝。

背中にこんなふうに乗られたら、もうトイレも電話も取りに行けないですね!

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ネコは信頼を寄せる相手に、体をこすりつけたり寄り添う傾向があります。

ストーミーのお気に入りの寝場所は、大好きな優しい飼い主さんの身体の上のようですね。

そして数週間後・・・

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自慢の長い毛もすっかりきれいになり、幸せ満点ですね!

カップルの愛情を一身に受け、これほど立派に成長したのかもしれません。

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コロコロ転がってしまいそう!

可愛い足の裏を見せて、きょとんと見上げる瞳は輝いています。

素敵な首輪もつけてもらって、もう完全に家族の一員です。

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まるで二人におじぎをして、頭を上げた時のよう。

いつまでもストーミー幸せであることを願いたいですね。

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