寒さに凍える小さな命

嵐の夜。外にいれば人間でも、短時間で心細く体力も削られるそんな夜。
あたたかな自宅でまったりしていたとあるカップル。
窓を閉めても部屋に鳴り響くのは、ゴウゴウという嵐の音ばかり。
そんな二人の耳に、家の裏口からわずかながらも「ミャー」という子猫の声が、届きました…。
1匹の子猫が口を大きく開けて…

二人が急いで屋外に出ると、そこには全身がびっしょりと雨に濡れ、小さな口を精一杯広げて声を張り上げようとする、一匹の子猫が…。
鳴きながら助けを求めている様子なのに、突然の人間の登場に驚いたようで、近づけばさっと物陰に身を隠してしまいます。
仕方なく二人は、子猫が自ら心を開いてくれるまで、キャットフードを地面に置き、
「大丈夫だからおいで」と声をかけながら、嵐の中待ち続けたのでした。
果たしてこの子猫は、人間に心を開いてくれるのでしょうか?
結末は、次のページからご覧ください。
1 2