余命数日の愛犬と1,900キロの大冒険!最高の思い出が起こした奇跡とは!?

「ポー、今から冒険の旅に出るぞ」

ロドリゲスさんは、奥さんとポーを車に乗せました。

余命わずかで弱っている動物には、普通は安楽に余生を過ごさせようと考えがちです。

でも彼は、ポーに『最高の景色と、最高の思い出』を贈ることにしました。

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ポーと一緒に時には車いすで、時には抱きかかえて、様々な場所を巡りました。

ポーは外で遊ぶことが大好きで好奇心旺盛。

だから新たに見る景色に興味津々。 ポーの表情は、

いきいきと輝きはじめ、日に日に明るくなっていきました。

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1,900キロも!?

ノースカロライナやテキサス、アリゾナ、ワシントン・・・。

気が付けば、一か月半もの旅をしていました。

余命数日だったはずのポーは、多くの場所を巡っているうちに容態もどんどん良くなって行ったのです。

その旅は、アメリカの35都市を巡る1,900キロにも及びました。

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それから一年後の永遠の旅立ち

旅から1年後。2016年2月12日、その時がやってきました。

余命数日と宣告されたポー、1,900キロもの大冒険をし、その後1年も元気で幸せに生きました。

最期は、家族に看取られながら穏やかに旅立っていきました。

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冒険は続く

その後、ロドリゲスさんはポーの描かれたイラストや写真と一緒に、いろいろな場所へ足を運びました。

ポーに素敵な風景を見てもらうために・・・。

ポーを支えてくれた人、応援してくれた人に感謝を伝えるため・・・。

そしてロドリゲスさんは、そういう人たちにコメントを綴りました。

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「僕たちは、最後までポーを心から愛していました。 この旅の記録を見てくれた人たちの心に、ポーはずっと生き続けるはずです」

ポーは家族からたくさんの思い出をもらって旅立っていきました。

同時にロドリゲスさん一家にもポーは幸せを与えてくれたはずです。

そして、こういったエピソードを受け取る私たちにも、ポーの頑張りや生命力は、勇気と希望をもたらしてくれたのではないでしょうか。

奇跡とは、身近な愛する人に何かを与えることによって起こるのかもしれませんね。

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