バカげた移籍金
念願のチームへの移籍が決まります。
2015年、乾選手は憧れのスペイン『SDエイバル』に完全移籍を果たしますが、
彼はとんでもない安い移籍金でやって来たのです。
通常ヨーロッパの選手であれば移籍金数億円のところを、乾選手は30ユーロ(約3,800万円)でした。
そんな中でスペインに渡ったものの、しばらくは慣れない環境でもがき苦しむ日々が続きます。
日本 VS ベルギー
そして追加点! pic.twitter.com/G3zgtubwZa
— ZAJI (@idobatainfo) 2018年7月2日
しかし、徐々に出場機会を増やして行きました。
スペインの新聞は努力を怠らない乾選手に対し、次のようなコメントを掲載しました。
「30万ユーロというバカげた移籍金で、このテクニシャンはスペインにやって来た。その後の活躍を考えれば、エイバルにとってどれだけ価値の高い補強になったことか…」
そしてW杯では、ベルギー戦やセネガル戦で見事なゴールを決めるのです。
素晴らしいフットボール
監督の交代劇で代表に選ばれた乾選手は、セネガル戦では得点に絡む大きな活躍を見せました。
日本代表は苦悩のポーランド戦でトーナメントに出場し、
強豪ベルギーを相手にも衝撃的なゴールを決めました。
イギリスのメディアも次のようなコメントを寄せています。
英『BBC』の採点で1Gの乾貴士が最高点をマーク…惜敗も出場13選手全員が高評価 https://t.co/ijasMHGaAa #gekisaka #daihyo pic.twitter.com/likEUDqBiR
— ゲキサカ (@gekisaka) 2018年7月3日
「日本による素晴らしいフットボールだ。矢のようなシュートで、世界最高のキーパーを破った。パワーと正確性、全てがそこにある最高のシュートだった」
結果は終盤で惜しくも逆転されましたが、
サッカーの強豪国とは言えない日本の戦いぶりに各国のメディアが健闘を称えたのです。
その活躍の中心にいた乾選手は、30歳にして才能を世界に見せつけました。
これからの活躍が楽しみですね。
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