カフェで授乳→仕方なくてもやっぱり不安
ニュージーランドのマウント・マウンガヌイ在住のブライヤー・ルージア・マックイーンさんはその日、ジャクソン君と2人だけのブランチにジャクソン君が産まれてから初めて来ていました。
はじめはジャクソン君もおとなしくしていて、ブライヤーさんも安心していたのですが、注文した料理が運ばれてきた直後に、ジャクソン君がぐずりはじめたのです。
どうやらジャクソンくんは、お腹が空いているようです。
仕方なく授乳の準備を始めたブライヤーさんですが、内心は不安でいっぱいでした。
というのも、公の場での授乳に対して、快く思わない人も少なくないからです。
「他のお客さんの視線が気になって、身構えました」
ブライヤーさんは、当時を振り返ってそう言います。
周りの迷惑にならないよう、細心の注意を払いながら授乳したところ、
ジャクソン君は元気に飲み始めてくれました。
だからこそ、それから5分ほど経った時にある一人の老婦人が、ブライヤーさんの方にやってきた時、ブライヤーさんに緊張が走ったのです。
老婦人の一言→その一言に感動
「女性がやってきたとき、怒られるんじゃないかと緊張していました。『こんな場所で授乳なんかして、早く胸をしまいなさい！』って…」
ブライヤーさんはそんな風に思ったそうです。
しかしそんな心配をよそに、女性はブライヤーさんの手つかずだったブランチをナイフとフォークで切り分けながら、こう言ったのです。
「いいお母さんね、偉いわ。温かいうちに食べられるといいのだけど」
叱られることを覚悟していたブライヤーさんの胸に、女性の暖かな行動がじんわりと染み渡り、安心と感動で涙してしまったそうです。
「ただ、ありがとうございますってお礼の言葉を繰り返すことしかできなくて……。名前も聞けませんでした」
謝礼の言葉を繰り返すブライヤーさん。
老婦人は、ブライヤーさんのお皿の料理をキレイに切り分けると、まるで何事もなかったかのように自分のテーブルに戻って行きました。
そしてそのおかげで、ブライヤーさんも授乳をしながら温かいブランチを食べることができたのです。
素晴らしさを伝えたい！老婦人に称賛の嵐！
「この女性の素晴らしさを伝えたい！」
と、カフェでの出来事をFacebookに投稿したブライヤーさん。
すると、瞬く間に32万もの「いいね！」がつき、たくさんの人が、女性の行動を絶賛しました！
・こうやって女同士で助け合うのが一番いいのよね。素敵！最高！
・社会全体で、こうした思いやりや優しさを持って振るまえればいいですよね。
・頑張ってるお母さんを助けた女性は、なんて素晴らしい方なのでしょうか。
などなど…。
産後で心も体も大変な時に出会った優しい老婦人の思いやりに、ブライヤーさんはたくさんの元気をもらったことと思います。
この老婦人のように、思いやりを持って行動できたらいいですね。
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