苦戦の末に…
スタッフと怯えた犬の距離は、一向に縮まりそうもありません。
そこで、ひもを使って捕まえることになりました。
そして苦戦した結果、ついに野良犬を確保できました。
犬はスタッフに威嚇するわけでもなく、ただあまりの恐怖で硬直した状態だったのです。
恐怖で動けなくなった犬に近寄り、なだめようとしてもその緊張は解けないままでした。
捕獲された野良犬は「ヒューゴ」と名付けられ、病院で診察してもらいました。
ヒューゴが負っていた傷は、予想以上にひどい状態だったのです。
傷口はかなり深く、感染症を起こしていました。
結果、手術で排膿管を通して感染を取り除く処置がとられました。
ヒューゴが恐怖心で怯えていたのは、負っていた傷も影響していたようです。
新しい未来へ
ケガの治療が始まり、痛みが治まったのかヒューゴに変化が見られました。
痛みのせいもあり、恐怖心で一杯だった彼は体が楽になると、
自分の置かれている場所が安全だと理解したようです。
そして、自分を救ってくれたスタッフに心を許すようになりました。
幸い、ケガが完治したヒューゴには素敵な里親さんが見つかりました。
今では新しい家族のもとで快適な生活を送り、
たくさんの仲間たちと家族に囲まれて幸せな日々を送っているそうです。
怯えているヒューゴを無理やりに捕獲するのは、
さらに恐怖を植え付ける可能性があるとても勇気がいる行為だったと思います。
しかし、スタッフの思い切った行動は正解でした。
過去の不幸な出来事から解放され、ヒューゴのこれからが幸せに満ちていることを祈りたいですね。
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出典:YouTube