敵に塩を送る
敵が苦しんでいる時、弱みをつかずにあえて助ける行為に及ぶことを「敵に塩を送る」と言います。
この言葉の由来は戦国時代に敵将、武田信玄の領国で塩不足に苦しんでいることを知った上杉謙信が、
塩を贈ったことからきています。
アメリカのソルトレイクシティで、2002年に冬季オリンピックが行われました。
その際、とある日本人フィギュアスケーターがまさに「敵に塩を送る」行動をしていたのです。
きっかけは、1年前に起きたニューヨークでの同時多発テロでした。
テロの影響で2001年以降、アメリカの全空港で厳戒態勢が敷かれるようになりました。
それに伴い国内外を問わず、誰に対しても厳重な身体検査・荷物検査をするようになりました。
そんな中で起きたある外国人選手のハプニングと、
それを救った日本人選手の逸話を次のページで詳しくご紹介いたします。