悲しい選択
チューイーの側には、飼い主さんから次のような手紙が添えてありました。
「こんにちは!僕はチューイー。僕の飼い主さんは、虐待を受けているんだ。だから、僕を飛行機に乗せる余裕がなかったみたい。本当は僕と一緒に行きたかったみたいだけど、こうするしかなったんだ。」
チューイー目線で、文章がつづられています。
元の飼い主さんがチューイーを大好きだったこと、連れて行けない事情がわかりました。
そして、飼い主さんは小さな子犬が、ケガを負っていることを伝えます。
「ケンカ中に私の元彼がチューイーを蹴って、彼の頭に大きなたんこぶができたの。病院に連れて行った方がいいと思う。私はチューイーのことが本当に大好きなの。どうか愛情を注いで彼の世話をしてあげてください。」
ケガの状態や原因を隠さず伝えた元飼い主さんは、
チューイーの幸せを願って泣く泣く置いて行ったようです。
急いで書いたため乱れた文字に、彼女の必死な思いが伝わってくるようですね。
幸いチューイーと手紙を発見した方は、親切に保護団体へ連れて行ってあげたそうです。
チューイーのその後
チューイーは、「Connor and Millie’s Dog Rescue」という保護団体に無事保護されました。
この団体の創設者であるギリアムさんが緊急医療機関を紹介したそうです。
ギリアムさんは、元の飼い主さんに向かって次のようなメッセージを送りました。
「あなたは、勇気のある行動を取ったわ。チューイーは無事よ。彼には素晴らしい未来が待っているわ。」
ギリアムさんは必死で子犬を守った飼い主さんと、連絡を取りたいと思っているそうです。
元気になったチューイーの姿です。
今は新しい家族と出会える日を待っているとのこと。
チューイーの幸せな未来と、彼を大好きだった飼い主さんが虐待から解放されますように…。
いつか幸せになったふたりが、再会できる日が来ると良いですね。
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