大勢の仲間たち
海岸には、ウォルナットのために何百人という人達が集まってくれました。
凄い人数です!
秋も深まった寒々しいイギリスの海岸に、これほどの犬を愛する仲間たちが集まったのです。
ウッズさんはウォルナットを大切に抱きかかえながら、
仲間たちに囲まれてビーチをゆっくりと散歩を始めました。
大勢の人に感激して緊張しているウッズさんと、
歩いてはいないものの砂浜を嬉しそうに眺めているウォルナットが中心にいます。
ありがとう
集まったみんなが、ウォルナットに声を掛けています。
「みんな、ありがとう」そのように彼は答えているようですね。
感謝の気持ちが顔に滲み出ています。
海岸に集まった人達からは、
「この場に立ち会えたことを誇りにおもうよ」「本当に感動的だった」「ウォルナットは誇りだよ」
との声が寄せられたそうです。
さようなら
そしてその日の夕方、ウッズさんは感謝の投稿をしました。
「ウォルナットは今日の午前11時56分、私たち家族と3匹の犬が見守るなか、私の腕の中で、安らかに永遠の眠りにつきました。家族とウォルナットをサポートしてくれたすべての人々に感謝しながら、この投稿を書いています。
今朝、”最期の散歩”のために集まってくれた何百人の人々、そして、その場には来れなくてもウォルナットのことを考えてくれながら、愛するペットを散歩に連れて行った世界中の人たち。本当にありがとうございました」
ウッズさんを慰めるために、天国に行ってしまったウォルナットの気持ちを「詩」にした方がいたそうです。
その詩は、和訳するとこうなります。。
今日あなたは、とても勇敢なことをしてくれた。
おかげで、自由になることができた。
どれだけ大切に思ってくれているのかを、知ることができた。ぼくがいなくなることで、あなたの優しい心を傷つけていたらごめんなさい。
でも、別れはいつか必ず訪れるもの。最期の言葉が耳に届かなかったんじゃないか、優しく頭を撫でていたのがわからなかったんじゃないか…。
大丈夫、すべて伝わってるよ。今日、あなたは本当に勇敢な決断を下し、ぼくを苦しみから解放してくれた。
素晴らしい一生をありがとう。
ぼくを心から愛してくれてありがとう。
ウォルナットの優しい穏やかな顔を見ていると、どれだけ幸せな一生だったか分かるような気がします。
「安楽死」というつらい決断をしたウッズさんと家族の方々の悲しみが海岸に集まってくれた人々、
心の詩で癒されることを願います。
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