悲しい再会
シェルターで安楽死の時を待つだけだったピカソに、ある出会いがありました。
それはピカソの兄弟で、
買われて行った「パブロ」という犬がピカソのいるシェルターへやってきたことです。
パブロもピカソ同様、安楽死リストに載せられたのでした。
パブロの顔は普通で、体だって健康でした。
軽い気持ちでバックヤードブリーダーから彼を購入した家族は、
いらなくなったらゴミのように彼をシェルターへ引き渡したのです。
奇跡的な出会い
オレゴン州に拠点を置くある動物保護団体は、
ピカソたちが引き渡されたシェルターから時々犬を保護する活動を行っていました。
そんな保護団体が犬を救助しようというタイミングで、ピカソたちに出会ったのです。
安楽死を待つ犬を保護するこの団体は、ピカソたちを助けたのです。
この時、この団体は普通の犬ではなく特別な犬を探していました。
そこで目についたのがピカソたちでした。
この時のことを保護団体の幹部であるLieslさんは、
「犬用のベッドで丸くなったピカソはとても悲しそうな顔をしていたの。
彼のねじれた顔には驚いたけど、優しい眼差しは私にはとても可愛らしく思えたわ。」
と語っています。
その後
Lieslさんはこの兄弟をシェルターに置いておくことができませんでした。
2匹を受け入れられるか施設に確認して、すぐにこの兄弟を安楽死リストから外してもらったのです。
ピカソとパブロの優しい性格に保護団体のスタッフたちは、
「こんなに可愛らしく、優しい犬なのに捨てられるなんて」と驚いたとのこと。
保護団体の施設でのびのびと暮らし始めた兄弟は、
ピカソが外交的な性格でパブロはシャイな性格だったことがわかりました。
今後この凸凹コンビはこの仮の宿から、新しい家族のもとに旅立たなければなりません。
この兄弟を引き取りたいと言っている家族はすでに数組現れているそうです。
素敵な家族に出会い、これからの人生兄弟なかよく暮らしていってほしいですね。
出典:The Dodo/Luvable Dog Rescue
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