ゴミのように投げられた猫
「怪我をしていないだろうか、このままでも事故に巻き込まれて死んでしまうかもしれない」
このような思いを抱き、ギャビンくんは後方から走って来る車を次々に停めて猫の救助に向かいました。
猫はショックのあまり、初めはその場でうずくまっていましたが、
ギャビンくんが来ると橋の下に飛び降りようとしました。
しかし、飛び降りる寸前にギャビンくんは猫をつかんで救出することができたのです。
猫は興奮がおさまらない様子で、かなり呼吸が荒い状態でした。
「高速道路を走行中に猫を投げるなんて、こんな衝撃的なことがあるでしょうか。息子が間一髪のところで救出することが出来ました」
とエリンさんは語りました。
ギャビンくんとラッキー
ギャビンくんは、猫に「ラッキー」という名前を付けました。
車内で興奮するラッキーを励まし続けます。
次第にラッキーは落ち着きを取り戻しました。
動物病院へ連れて行くと、幸いラッキーの怪我は軽傷だったそうです。
母親のエリンさんは、ラッキーに起きた非道な出来事をFacebookに公開しました。
すると、それを見た人々から「医療費の一部を負担したい」という申し出があったのです。
「みなさん、本当にありがとうございました。僕の63ドルと合わせて、ラッキーの治療ができます」
ギャビンくんは人々の善意に心を打たれ、涙を流して喜びました。
そしてお礼のメッセージをお母さんのFacebookに投稿したのです。
ギャビンくんの夢
ラッキーはエリンさんとギャビンくんの家に引き取られ、新しい家族になりました。
高速道路で猫を救出した勇気のあるギャビンくん。
小さい頃から動物が大好きで、将来の夢は「獣医さん」なのだそうです。
きっとギャビンくんは素晴らしい獣医師になるでしょう。
そんな彼の成長を、ラッキーは側で見守ってくれることでしょう。
それにしても、高速道路でラッキーを捨てた人は許せませんね。
このような悲しく腹立たしい出来事が、早く亡くなることを願わずにはいられません。
出典：LoveMeow
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