ペット販売から里親贈与企業へ転換した「ペットを売らないペットショップ」が話題に!

ペットの販売へ疑問

シュシュの事業責任者である澤木崇さんが転換を行った理由は、

「多くの犬や猫たちが殺処分されているのに、ペットを売るという商売に疑問を感じたから」だそうです。

殺処分される犬や猫を救うために、無償で飼い主を探す譲渡事業を立ち上げたのでした。

店舗では今でもペットフードや、犬や猫のグッズの販売、トリミングなどの業務は行われています。

岡山県内で野良犬や捨て猫の保護や譲渡を行っている行政機関は3か所。

シュシュはこの3か所で保護された犬や猫のなかでも、

高齢な犬や気性が荒いために譲渡が難しく殺処分を余儀なくされる犬を引き取っているNPO法人

「犬猫愛護会わんぱーく」の支部として活動を行っています。

譲渡まで

店舗に気に入った子がいれば、スタッフが希望者宅まで出向いて飼育環境をチェックします。

その後、1週間の仮飼育で問題が起きなければ正式に譲渡されます。

その際犬の登録、狂犬病などの予防注射、鑑札と注射済み票の表示、

一人暮らしの場合は身元引受人を用意すること、最低6ヶ月は近況報告を行うこと、

といった16項からなる譲渡条件を自己負担で行うことを条件に仲介手数料は取りません。

もちろん家族として迎え入れた子に愛情を持って接するというのは大前提です。

「見過ごしていれば命を亡くした犬、新たな家族を得た飼い主の双方が幸せになることがやりがいです。」

と、澤木さんは話してくれました。

ネットでの反響

このペットショップシュシュの活動についてネット上では多くの反響を呼んでいます。

シュシュで猫の譲渡を行なってほしいという声も上がっています。

この様な取り組みを支援する人は全国に沢山います。

ネットを使ってシュシュの売り上げに貢献しているとも言えますね。

店舗に来る方の中には「犬をタダでもらえるんでしょ?」といった人も。

そのような人には理由を説明して帰ってもらいます。

「何度も店舗に通っていただき、真剣にその子をお迎えする覚悟のある人にしか譲りません」

と澤木さんは語ってくれました。

この様な活動を行うペットショップが、もっと普及していくと良いですね。

出典:Twitter/山陽新聞デジタル/Facebook

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