トリンケット
子猫を動物病院へ連れて行くと、獣医は「この子猫は通常の1/3しか体重がない」と言いました。
過酷な環境で放置されていた子猫の身体は寄生虫に蝕まれており、
栄養も足りていなということから治療は困難を極めると診断されます。
しかし、女性は子猫を見放しませんでした。
体温をあげる為にゆっくりと体を温め、栄養のある流動食を与えて回復を促します。
さらに体を洗ってハエの卵を除去してあげました。
「トリンケット」と命名された子猫は、女性の懸命な看病のおかげで一命をとりとめることができました。
生後1か月を迎える頃には外出も可能な状態に。
自転車のカゴに乗せられて、女性の仕事場に行くことも。
立ちはだかる壁
生後2か月を迎えたころ、トリンケットに試練が訪れます。
強い発作に襲われ、一時的に失明してしまったのです。
女性は次のように語ります。
「獣医は発作の原因を、
トリンケットが生まれてから酷い状態にあったため受けた脳の損傷によるものだろうと判断しました。
しかし幸運にも、トリンケットの成長につれて、その発作は起こらなくなってきたのです。」
生後4か月目を迎えたトリンケットは過去の苦悩に縛られることなく、とても逞しく成長していったのです。
そして人間に甘えることを覚えました。
新しい家族
生後9か月目で不妊手術と一緒に猫エイズと猫白血病の検査を受け、結果どれも陰性!
嬉しい結果に女性は大喜び。
しかし、残念なことに先住猫との折り合いが悪く、
トリンケットはやむなく女性の知人宅に引き取られることに。
トリンケットは今、新しい家族に囲まれて幸せに暮らしています。
数々の困難に立ち向かった子猫は、立派な成猫に成長しました。
出典:reddit
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