女性とカモメ
もがいているカモメを放っておくことなどできず、
女性はその場でしばらくカモメの様子を見守っていました。
「もしかしたら、親鳥が助けにくるかもしれない…。」
そうなれば、下手に手を出しては親鳥が助けられずに置き去りになるかもしれません。
しかし、1時間が経っても親鳥が助けに来る様子はありません。
はじめは「カモメが自力で羽ばたくかも」と信じていた女性も、だんだん歯がゆい気持ちになってきました。
「私が助けなくちゃ！」
時間が経つにつれ、カモメの体力が目に見えて弱っていきます。
すると次の瞬間。
「私が助けなきゃ！」
果敢にも女性は海へ飛び込みました！
そして真っ直ぐにカモメの元へ泳いでいきます。
この画像は、一緒にいた方が撮影したものだそうで、救助の様子を撮影していました。
そしてついにカモメを保護！
海の中にずっといれば低体温症になってしまうので、急いで岸へ戻ります！
救出成功
なんとか陸へと引き上げられたカモメ。
女性もやっと一安心です。
その後女性はカモメを優しく布に包み、羽が乾いてカモメが元気を取り戻すまで、
腕の中でずっと温め続けたそうです。
そして、このまま体力が戻っていない状態で海へかえし、
また溺れてはいけないと思った女性はカモメを自宅へと連れて帰ることに。
これでカモメも一安心ですね。
その後のカモメ
保護したばかりの時は片羽が濡れ、バランスが取れずにうまく歩行できなかったようですが、
翌日には自力で歩けるようにまで回復。
そして女性は、そのまま野生動物の専門家の元へカモメを運び、カモメとさよならをしました。
保護されたカモメは、現在専門家と共に暮らしながら再び野生に戻れるようにと英気を養っているそうです。
勇気ある女性の行動により救われたカモメ。
早く元気になって野生へと帰れる日がくるといいですね！
出典：The Dodo
【関連記事】
＊信仰よりも溺れた犬の命を優先させ、感動を呼んだ男性の勇気ある行動とは？
＊大好きな人が川で溺れている！？助けに向かう子象の姿に動物と人間に絆は生まれることを痛感する…！
＊子グマが川で溺れて大変！しかし母グマは慌てず安全な道を通った→母の冷静な愛に絶賛の声…！
＊野生のカンガルーにヘッドロックをかけられていた愛犬！その時、飼い主がとった勇敢な行動とは…？
＊マイナス39度の極寒の中、列車のエンジンの隙間で凍り付いていた猫は車掌さんの心温まる行動で死の淵から救われた…！
