クッシング病
イギーは「クッシング病」という病気だったのです。
犬の下垂体や副腎に出来る腫瘍が原因で、ホルモンのバランスが悪くなる老犬に多い病気です。
クッシング病の症状に筋力の低下があります。
イギーも自分の体重を支えられないほど弱っていましたが、フゲス夫妻に見守られて歩く意欲を見せました。
すぐに退院というわけにはいきませんが、イギーが回復して我が家に来ることを2人は心待ちにしました。
イギーの新しい人生
無事にマギーは退院し、7匹の兄弟と記念撮影をしました。
みんな大型犬ばかりですが、堂々と写っているマギーです。
フゲス家に新しい家族イギーがやってきて、安らかな今と保護した当時の様子があまりにも違うので、
クリスさんは元の飼い主に向けてのメッセージをFacebookに投稿しました。
私たちの愛するイギーを捨てたあなたへ
イギーは、あなたの無責任・無慈悲・冷酷さを全身で訴えています。
あなたは、命を尊ぶという事を知らないのですか?
この子は自分の糞尿にまみれてあなたを待っていたのですよ。
関節炎・白内障・腹水になったのはあなたのせいです。
そんなあなたには、いつか罰が下ると思います。
イギーの旅立ち
元飼い主にメッセージを送った次の日、イギーは天国に旅立ちました。
11日間という短い時間でしたが、イギーは幸せをフゲス夫妻にもたらしたのです。
見えない目で見つめてくれ、尻尾を振ってくれました。
「こんな優しい子は、もっと生きて幸せになれたはずなのに…」
そう思うと夫妻は悲しみと怒りで一杯になりました。
イギーは、優しいフゲス夫妻とカッコイイ7匹の兄弟に囲まれて最後を迎えることができました。
こんな可愛い小さな犬を平気で捨てる元飼い主には怒りを覚えますが最後に素敵な家族に出会い、
看取られたことで救われた思いがします。
出典:サプライズ
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