パスカル
糊に沈められた子犬はパスカルと名付けられ、保護施設での治療が始まりました。
パスカルを見た獣医さんは「まるでセメントで固められていたようだった」と話し、
パスカルの血流が滞っていたりゴミが付着しているなどといった、
想像を絶する状況を目の当たりにしました。
このままでは確実に命が危ないと判断されたパスカルに、獣医さんたちは急いで治療を施しました。
糊が固まってしまった毛は刈り取るしかありません。
獣医さんは皮膚に傷をつけないよう、慎重に刈り取っていきました。
糊、除去！
数時間かけ、ようやく糊がついた毛を取り除くことができました。
毛を取りきった後に皮膚を観察すると化学物質による火傷があったので、
続いて薬液に漬けるなどの治療をしていきました。
同時に骨折していたことも分かり、獣医さんたちは回復を願って一生懸命治療を施していきました。
回復へ！しかし…
少しずつ火傷や骨折も快方に向かい、動物病院のスタッフからも愛される存在になりました。
幸い感染症も見られず、元気も取り戻しつつあるのだそうです。
体は快方に向かうパスカルですが、心の深い傷は深いようです。
動物病院に搬送されたパスカルの様子について、獣医さんはこのように話しています。
「パスカルの目には裏切られた哀しみ、怯え、痛みが浮かんでおり、
まだ赤ちゃんであるにも関わらず、
年老いた犬の様な憔悴した目をしていた。」
命の危機を脱するまでの道のり
生まれてすぐひどい仕打ちを受け、パスカルの心は暗く沈んだまま。
動物病院のスタッフの愛情が心に傷を癒しつつあるのでしょう。
パスカルが命の危機を脱するまでの道のりを動画にてご覧ください。
皮膚の状態は回復に向かい、命の危機を脱したものの、心に負った深い傷はなかなか治りそうもありません。
心ないイタズラでひどく深い傷を負ったパスカルの目が、
いつか希望でキラキラ輝く素敵な目になることを願いたいと思います。
回復したらパスカルの里親探しが始まります。
今度こそ、パスカルを大事な家族として向かい入れてくれる人に出会えるといいですね。
出典：YouTube
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