フェリックスのために危険を顧みず…
クリスティンさんは諦めません。
次に行きついたのは、地元の獣医さんでした。
するとパム・コンスタブルさんという、
アフガニスタンの首都カブールで動物保護活動を行っている方の紹介にこぎつけることができました。
クリスティンさんはパムさんに連絡し、
事情を説明するとクリスティンさんの任務中にフェリックスを預かり、
クリスティンさんが帰国した頃自宅に送って下さると約束してくれたのです。
クリスティンさんは地雷が埋まっている地域を通り、
車で1時間以上かかるカブールまで向かいフェリックスをパムさんに託したのでした。
アフガニスタンの情勢は常に緊迫したものだったので、
クリスティンさんは2度と会えないかもしれないとフェリックスを託す時、涙が止まりませんでした。
ふたりのその後
涙の別れの後時は流れ、クリスティンさんの帰国が決まりました。
カブールに預けられたフェリックスはどうなったのでしょう?
カブールから長い旅を終え、遂にフェリックスは第2の母、クリスティンさんの元に辿り着いたのです!
クリスティンさんの元で新しい暮らしが始まったフェリックスは、早速猫仲間ができました。
体が不自由なままのフェリックスですが、預かってくれていたパムさんは
「フェリックスは全てのことを自分でできる方法を身につけました。
多くの人ができないと思っていたことを、フェリックスはやり遂げたのです。」
と話してくれました。
すっかり成猫の体つきではあるものの、
ふらつきがあるフェリックスは自分で生きる方法を見つけ、成長していたのです。
他の猫と同じようにオモチャに飛びかかり、ジャンプしたり猫砂の使い方もマスターしていました。
クリスティンさんと離れている間、フェリックスは素晴らしい成長を遂げていました。
しかしクリスティンさんを第2の母と慕い、愛情を注ぐフェリックスとの絆は揺るがないものです。
幸せな生活を手に入れたフェリックスには、
クリスティンさんに愛情という形で恩返しをしていく事でしょう。
出典:エウレカ!
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